今回は『おちょやん』の29話(第6週)1月14日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん29話のあらすじネタバレ>
清子の代役で主役を見事に演じきった千代がカフェ『キネマ』に戻ってきます。
店では『正チャンの冒険』を観るために広島に帰るのを遅らせた洋子の息子の進太朗が待っていました。
自分も正チャンみたいに冒険したいし強くなって母親を守りたいと目を輝かせて千代に話しかける進太朗。
進太朗は『正チャンの冒険』を観たことで逞しくなっていて、その様子を見ていた母親の洋子も店に居た面々も微笑ましく目を潤ませていました。
そして千代は真っ赤な『正チャン帽』を進太朗に差し出すと、洋子の息子はそれを被って皆に別れを告げて帰っていきます。
『山村千鳥一座』の新作『正チャンの冒険』は人気をはくしたため予定していた公演期間を一週間も延長することになりました。
その結果、一座は『三楽劇場』から追い出されることなく芝居を続けられることになります。
『正チャンの冒険』は新聞の劇評でも褒めれていて嬉しくなった千代は長らく世話になった『岡安』の女将のシズにも報告をするのでした。
そして、初日の前に明け方近くまで厳しい稽古をつけてくれた座長の千鳥に謝意をつたえるために挨拶にいった千代。
ところが芝居をして皆から喜ばれることの嬉しさを知る事ができたと嬉しそうに話す千代のことが自分の運命や人を恨んできた千鳥には理解できません。
そんな千鳥に向かって自分には帰る場所があるからだと千代は『岡安』のことを思い浮かべながら話すのでした。
そうして、これからも一座の皆と一緒になって頑張っていきたいと千鳥に伝えると座長の口から思いがけない言葉が放たれたのです。
唐突に千鳥は一座を解散することを明かしました。
自分の耳を疑う千代に向かって千鳥はこれまでの自分の芝居は独りよがりだったことに気づいたと告げます。
それに気づかせてくれたのは千代だったと明かし一座を解散してからもう一度自分を鍛えなおすつもりだと千鳥は理由を説明したのでした。
千鳥の決意は固いもので既に座員たちが路頭に迷わないようにするために全員の行き先を
手配していました。
千代のために千鳥が話をつけてくれた行き先は『鶴亀映画撮影所』でした。
そこでは憧れの高木百合子が看板女優をつとめていたのです。
千鳥は千代のために紹介状をしたためます。
そして、以前千代から渡された四葉のクローバーで作った栞と一緒に手渡して送り出してくれたのでした。
『鶴亀映画京都撮影所』の入口にたたずむ千代。
そこは幾度となく門前払いされた苦い思い出の場所だったこともあり千代は緊張をしていました。
千代は恐る恐る守衛に声をかけて自分の名前を伝えます。
名前を聞いた守衛は何やら帳面を調べてから丁寧な言葉づかいで中に通してくれます。
意を決するような気持で『鶴亀映画京都撮影所』の門をくぐった千代。
そうして千代は今まで跨ぐことさえできなかった門を通り抜けて、新しい一歩を踏み出したのでした。
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