今回は『おちょやん』の99話(第20週)4月22日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【20年間の夫婦生活を終わらせることにした千代】と題して20週99話をお送りします。
結局一平は灯子をどこにも行くなと引き留めます。
30年前の子供が出来て邪魔者扱いされた自分を思い出した千代の心情が気になりますね。
<おちょやん99話のあらすじネタバレ>
寛治が『岡福』に居候している一平のもとに持ってきたのは千代の名前と捺印がされた『離婚届』だったのです。
『既婚届』をくしゃくしゃに丸めた一平に向ってシズは千代と会って何を話すつもりなのかを訊きます。
自身の気持が知りたいと言うシズでしたが視線を外してまま何も喋らない一平。
灯子が今まさに手荷物を持って家から出て行こうとしているところに一平が姿をあらわして、どこにも行かないで欲しいと彼女を引き留めます。
そして誰も居ない『鶴亀新喜劇』の稽古場には今日のために選んだ着物に身を包んだ千代が一平のあらわれるのを待っていました。
しかし、指定された10時になってもなかなか姿をあらわさない一平に代わってやってきたのは鶴亀の熊田だったのです。
一平は急用ができたからと熊田をつかって家で待つように伝言してきたのでした。
ところが千代は熊田の話を聞いた後も稽古場に居続け、夕日が差し込む時間になった頃にやっと一平があらわれたのです。
稽古場に正座しして頭を下げて離縁して欲しいと告げる一平。
千代も一平からの申し出をすんなりと受け入れますが、話を続けようとする一平の言葉を遮って何も言わせなかったのです。
それでも聞いて欲しいと話を止めない一平は、生まれてくる子供を守りたいと云う気持ちを誤魔化したくないと美時からの想いを千代に明かします。
一平の気持を聞かされた千代は子供だけでなく灯子も大切にしろと忠告してから、芝居はちゃんと続けるよう一平を諭してから稽古場を去っていったのでした。
こうして、20年間に渡る千代と一平の夫婦生活は驚くほど淡々と幕をおろしてしまったのです。
天海家では千代を元気づけようと寛治が満州時代に覚えた中華料理を食卓に並べます。
知らぬ間に成長した寛治に目を細めながら40歳を超えた自分自身が未だに同じことを繰り返しているとため息をつきます。
千代は30年前にも自分の知らないところで子供を作られて邪魔者扱いされたことを思い出していたのでした。
千代は灯子が一平の子供を宿したことを知った時点で、こうなることは分かっていたと悔しさと悲しさに苛まれます。
そして、千代がこれまで一平や劇団のために尽くしてきたのに、こんな仕打ちを受けるなんてと感情をあらわにすると、寛治も一平の着物を次々に引っ張り出してきて罵声を上げながら床に叩きつけたのです。
そうして、ふたりは着物を一平代わりにして裏切られた悔しさをぶつけ続けたのでした。
翌朝、天海家は一平の着物が散乱していました。
寛治がそれを片付けようとしますが憑き物が落ちたように爽やかな顔つきになっていた千代がそれを制します。
このままの方が気持ち良いと言う千代はそれに同意した寛治と美味しそうに朝食を口にしはじめたのでした。
4月23日の第100回では……。
一平(成田凌さん)が帰らない部屋。一平と暮らした匂いが充満する部屋。寛治(前田旺志郎さん)を前に、千代(杉咲さん)の感情は爆発する。一平が残した何もかもを床にたたきつけ、雑然とした部屋ですがすがしい朝を迎える千代。けいこ場で一平と並ぶと、鶴亀新喜劇の仲間たちに、お互いが決めた道を自ら話すのだった。そして、記念興行の「お家はんと直どん」がついに封切りとなる。夫婦だった二人が、舞台上で元恋人役を演じるという劇的な展開に……
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