今回は『ブギウギ 』の69話(第15週)1月10日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【戦争で心に深い傷を負っていたりつ子】と題して第15週69話をお送りします。
封印していた『ラッパの娘』で以前のように観客を楽しませることができるか不安を抱えていたスズ子。
一方で、久々に再会したりつ子は鹿児島の海軍基地で若い特攻隊員たちを前に歌ったことで心に深い傷を負っていたのでした。
<ブギウギ 第15週69話のあらすじ>
歌謡ショーが催される日が迫ってきたある日、久々にスズ子は楽団の事務所でメンバーと再開します。
3か月ぶりとなったメンバーとともに気勢をあげたスズ子。
“これまでで最高の舞台にしましょ!”
そしてスズ子は戦争中は封印せざるを得なかった自身の代表曲ともいえる『ラッパの娘』を復活ステージの最初に歌うことにします。
その日、三鷹の自宅に戻ると”福来スズ子”の活動開始に心を躍らせるように出迎えてくれた愛助。
“いよいよ復活やな!いっちゃん楽しみにしてんのは僕や!”
愛助は封印していた『ラッパの娘』を以前のように歌ってこそ本来の姿だと喜び、それでこそ戦争で止められていた時間がまた動き出すのだと期待する言葉をかけてくれたのでした。
愛助の言葉を嬉しく聞いていたものの、内心では一抹の不安を抱えていたスズ子。
“ホンマはな、ちょっと怖いね”
夕食のときにスズ子は本心を打ち明けます。
スズ子は久々に歌う『ラッパの娘』が以前のように観客を楽しませることができるか不安をに思っていたのです。
すると愛助はスズ子の歌には力があると励ましてくれます。
そうしてスズ子の不安は自信へと変わっていったのでした。
しばらくして、復活公演の当日を迎えたスズ子。
日帝劇場で催され第1回公演『歌謡ショー ハイ・ライト!』の楽屋で準備をしていたスズ子は、長いまつ毛と派手な衣装に身を包んでいました。
そこに久々の再会となる茨田りつ子が姿をあらわします。
再会を喜ぶスズ子に対して、りつ子は暗い顔をしていました。
そして、自分が、特攻隊員の前で歌った時のことを話し始めたりつ子。
“私の歌に背中を押されてあの子たちは死んでいったかもしれない”
そう口にしたりつ子は、自身が悔しかったことを打ち明けます。
そして、人を生かすための歌がそうではなかったと、あらためて戦争を憎んだのでした。
どんな時でも凛としているのが”茨田りつ子”だったのに、戦争が彼女の心に大きな傷跡を残していたことにショックを受けたスズ子。
するとスズ子は気持ちを切る変えるかのようにりつ子に返したのです。
“ほんならこれからは、ワテらの歌で生かさな!”
“今がどん底やったら、あとはようなるだけですもんね”
歌えば歌うほど皆を元気にすることができると、スズ子は自分自身にも言い聞かせるように告げたのです。
やがてりつ子の出番がやってきました。
心に深い傷を負ったりつ子でしたが、ステージにあがると先ずは観客に向かって挨拶をします。
“またこうして皆様にお会いできたこと心より感謝いたします”
“そして、このような日々がどこまでも続いていきますように”
りつ子が選んだ曲は、若い特攻隊員からもリクエストされた『別れのブルース』でした。
りつ子が歌い始めると多くの観客が涙を流しながらその歌声に聴き入ります。
そして歌い上げて涙を浮かべながらも微笑んだりつ子。
そんなりつ子に満席の観客から割れんばかりの拍手がおくられたのでした。
そして次はスズ子のステージです。
ステージ袖でりつ子から励まされたスズ子。
“次はあなたの番。みんな待ってるわよ!”
りつ子から背中を押されたスズ子は、軽快な足取りでステージに上がったのでした。
ブギウギ15週ネタバレ70話[ラッパと娘復活,羽鳥が上海から生還
<ブギウギ 第15週69話の感想>
やっと自由に歌える日を迎えようとしているのに、かつてのように皆が楽しんでくれるか不安になるのは仕方ないことかも知れません。
戦争は人々を変えてしまっている可能性も否めませんからね。
それにしてもりつ子が負った心の傷は深そうです。
二度と戻って来れない死にゆく若者をおくり出すために歌わなければならなかったりつ子の気持ちは堪えがたいものだったに違いありません。
そんなりつ子の『別れのブルース』は心に浸みましたね。
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