この記事はBSで再放送される朝ドラ”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年 12月23日から12月28日の再放送229話230話231話232話233話234話の内容です。
<229話から234話の簡単あらすじ>
初子はおしん達への仕送りを続けるために自分を捨てて金を稼いでいました。
そんな初子を説得して伊勢に連れ帰ったおしん。
今度は希望が陶芸をやりたいと窯元に弟子入りします。
加賀屋再興は諦めておしんは希望を応援します。
すると、次に仁が魚屋を見切って東京にいってしまったのでした。
しばらくして、東京の仁の行くえが分からなくなってしまうのでした。
<おしん229話から234話のあらすじ>
おしんが健さんに連れていかれたのは米軍兵士がたむろしている飲み屋街でした。
おしんとの再会を嫌がる初子ですが健さんが説得します。
「自分は初子でない、初子は死んでしまった。雄さんと共に死んだ」
そう叫ぶ初子の厚化粧を無理やり落としてしまうおしん。
「これで前の初子に戻った、これまでの四年間のことは全て忘れて、捨てて伊勢へ帰ろう」
でも、おしんの必死の説得にもなかなか応じようとしない初子です。
おしんは初子から送られてきた仕送りを使わずに貯めてきた貯金通帳を見せたときに初子の様子が一変します。
初子は戦後の貧困時に世話になったおしんたちのために自分を捨てて稼いだ金を仕送りしつづけていたのでした。
おしんは持ってきた現金で初子の身辺を整理しアパートも引き払います。
しかし、やっとの思いで初子を東京から連れ戻したおしんは店の品物がすべて引き上げられている事態に直面します。
品物の支払期日までに代金決済ができなかったため、問屋がトラックで乗りつけ店の雑貨を引き上げて行ってしまっていたのでした。
問屋のやり方に怒る仁でしたが、売れない品物を引き上げてくれたのだからスッキリしたと喜びます。
おしんは竜三の仏前で初子が帰ってきた事を報告してから、初子にも焼香と帰宅の挨拶を勧めたのでした。
店は以前の活気を取り戻してきていて、おしんは初子の嫁入りの準備も始めなければと思うのです。
そんな折、今度は希望が陶芸をやりたいと言い出します。
おしんは希望にはいつか加賀屋を再興して欲しいと願っていて、姓も田倉ではなく八代のままとしていたのでした。
「自分は、商売には向かない、初めは絵描きを考えたが日常生活に役立つ焼物を造りたい」
自分の想いを語りだした希望に驚きと衝撃を隠せないおしん。
希望は仁にも自分の考えを話します。
どんな時代にも左右されない生き方を目差したい、しかし母親を悲しめることだけは避けたい」
それを聞いた仁は希望に窯元に弟子入りして修行することを勧めます。
さらに挫折したら帰って来るようにと諭します。
偵の進路も気になるところでしたが、おしんの代わりに学校に話を聞きに行った仁は先生から県立高等学校は大丈夫だとのお墨付きをもらいます。
おしんは希望が弟子入りした窯元へ挨拶に出向きますが、窯元からは陶芸は努力と情熱だけでは大成できなく才能がものを言うと言われます。
希望の才能は未知数だと言われたおしんは、早く才能を見極めて進路を決めさせたいと伝えたのでした。
そして希望を励まします。
「一人前になるには最低でも十年はかかる。私が還暦を迎えるとき希望が焼いた茶碗でお茶を飲みたい」
おしんは希望を見ていて絵描きを目指した加代の事を思い出していて、血は争えないと自分に言い聞かせたのです。
この時点でおしんは希望による加賀屋の再興を諦めたのでした。
今の状態では希望が抜けても家族4人が食べていくのがやっとでした。
仁はもっと利益幅の大きな商売を始めたいがおしんの同意が得られません。
先々の拡大が見込めない魚屋商売に見切りをつけた仁は予科練時代の知り合いの伝手で東京の百貨店への就職を目指して上京するのでした。
そんな仁を見てもおしんは達観して動じません。
「例え親子であっても考え方が異なれば別々の生き方が必要」
その頃、世の中では日々の生活の様が変わってきていました。
朝鮮戦争特需で家庭いた女性も工場で働くようになってきた事で仕事が終わってからでも買い物ができる環境が求められるようになります。
おしんは早朝に仕入れに行ったあと店を初子に任せてオート三輪で行商に出掛けていましたが、仕事が終わった女性を狙って夕方に工場へも行商するようにしたのでした。
その頃のおしんは、子供は子供で自立すれば良いのだから、自分ひとりでも生きていけるようにしようと考えるようになっていました。
東京の百貨店に就職した仁は自分の望む部署には配属されず配送係に回されてしまいます。
旧制の中学卒業の学歴しかない仁は正社員として就職するのが限界なのが厳しい現実なのでした。
おしんの行商は順調に売り上げを伸ばしています。
鯛や伊勢海老などの高級食材の味噌漬けや粕漬は自分の家で食べると云うより歳暮などに贈り物としての需要があったのでおしんはこれらを手掛けはじめます。
さらに付加価値をあげるために、働く主婦を狙っての鍋向け具材を揃えてひとつの商品にしたものも売るようにしました。
それらは手間がかかる分だけ利幅が大きく取れたのです。
そんなある日、ひさによって浩太と再会できたおしん。
「妻役、母親役を終えた今は、やっとおしんさんの時代になったので自分の可能性にかけてみれば、、、」
浩太はそう言っておしんを激励してくれたのでした。
ある日、おしんが仁に出した手紙が受取人不在で戻ってきます。
不思議に思って電話をしておしんは仁が百貨店を辞めたことを知ります。
昭和26年新春、田倉家ではおしんと初子のところに偵と希望が帰省していましたが、そこに仁の姿はありませんでした。
そこに訪ねてきた人がいました。
<おしん229話から234話の感想>
初子は雄を想っておしんたちから受けた自分を捨ててでも恩を返そうとしていましたね。
おしんの想いとは裏腹に希望は商売の道ではなく創作の道へ進むことを選びましたが加代のことを考えれば希望にも芸術家の遺伝子が組み込まれているのかも知れません。
しかし、仁の場当たり的のように思えますが大丈夫なんでしょうか。
育てた子供たちはそれぞれの想いでおしんが目指しているのとは違う方向に進もうとしていますね。
でもおしんはひとりになっても自分らしく自分の信じる道を進んで欲しいです。
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