NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』。今回は第5週のあらすじネタバレを紹介します。
泉田あき子登場で、喜美子の圭介への初恋はどうなるか?
草間さんが妻の里子さんの居場所を突き止めます。せっかく会えるのに、離婚届を……
<スカーレット第5週のあらすじネタバレ>
喜美子は荒木荘の住人に圭介の恋の話をしました。
その結果、荒木荘をあげて、圭介の恋を応援しようと云う話になったのでした。
先ずは、相手の素性調査です。
調べてみると、ゴンの飼い主は、荒木荘の近くにある『さえずり』と云う喫茶店の常連客であることがわかります。
さっそく、喜美子は喫茶店のマスターからゴンの飼い主に関する情報を聞き出しました。
女性の名前は、泉田あき子だとわかります。
あきこの父親の、庄一郎は自分が経営していた会社を息子に譲っていて、今は悠々自適の暮らしをしていたのでした。
喜美子は圭介に仲介役を果たそうかと訊きます。
そうして、『さえずり』で庄一郎を待ち伏せて話をすることを考えたのでした。
喜美子と圭介が『さえずり』で待っていると、庄一郎が店にやってきます。
そこで、喜美子はあき子に会わせて欲しいと庄一郎に直談判するも、相手にしてくれませんか。
店には、雄一郎も一緒にきていました。
その様子を見ていた雄一郎は、喜美子に耳打ちをしたのです。
「ああ云う人は肩書に弱いと思う、、、イ・ガ・ク・セ・イと言ってみたら?」
それを聞いて、既に店を出て行ってしまった庄一郎を追いかけて行って、耳元で囁いてみたのです。
「イ・ガ・ク・セ・イ」
すると、皆が驚く展開となったのです。
その日の夕方、なんと泉田あき子が荒木荘に圭介を訪ねてきたのです。
予想外の出来事に焦りまくる圭介を見て、喜美子は笑いを抑える事ができませんでした。
しかし、そのうち圭介が落ち着いてきて、あき子との会話が弾み始めます。
すると、何故か喜美子の気持が沈んでいったのでした。
そして、圭介とあき子は食事に出かけていきます。
ふたりが出て行った後、さだと雄太郎とちや子は圭介のことで盛り上がります。
「多少は、色恋沙汰も必要や!圭介は堅物やからな、、、」
ひとりだけだんだん寡黙になる喜美子。
その様子をみていたさだたちはさり気なく気遣ってくれたのです。
そして、ちや子が言います。
「喜美ちゃんわからへんの?恋や、、、それが恋や!」
喜美子が図星を指された瞬間でした。
こうして、圭介はあき子と付き合い始めることになったのです。
しかし、あき子は圭介の傍に何時もいる喜美子の存在が気になって仕方ありませんでした。
そして、あき子は圭介に荒木荘をでるように頼んだのです。
あき子からそう言われた圭介は、抵抗のしようもありません。
「荒木荘を出て大学の寮で暮らす!」
突然、圭介から荒木荘から出ていくことを告げられた喜美子は理由を尋ねます。
すると圭介は言いにくそうに、あき子の嫉妬だと打ち明けたのでした。
「喜美ちゃん好きや!妹みたいに大切に思っている、、、」
それを聞いて笑顔をつくって応える喜美子。
「ありがとうございます!うちも圭介さん大好きや!」
これが、喜美子の初恋が終わった瞬間だったのでした。
喜美子には以前から学校で絵の勉強をしたいと云う望みがありました。
そして、ちや子に相談して複数の候補から活気に溢れ意欲的な美術研究所を選びます。
そこは、週3日のコースがあるので、荒木荘との仕事と両立できそうだったのです。
そして、それをさだに相談すると快く認めてくれたのです。
ちや子の勧めもあって、学校の特別講師も務める世界的な芸術家のジョージ富士川のサイン会にいくことにした喜美子。
そこで思いがけない人との再会を果たしたのでした。
「草間さんや!」
草間は、香港の美術商の通訳をしていたのでした。
喜美子は、サイン会が終わった後に、「さえずり」で草間と話をします。
そこで、草間が信楽から東京へ向かってからの積もる話をするふたり。
そうしている内に、草間が奥さんを探していることを思い出した喜美子。
「奥さんは、見つかったのですか?」
草間は、妻の里子の居場所を突き止めていました。
しかし、里子は別の男と商店街の外れにある小さな食堂を営んでしたのでした。
それを知って、草間は里子に声を掛けられずにいたのです。
「お互いに礼ですよ礼!相手ときちんと向き合って、お互いに礼して、、、」
喜美子は、信楽で草間から教わった柔道の言葉を引用して、里子に会うことを勧めたのです。
そして、その足で一緒に店にいくことにしたふたり。
喜美子は一切の口出しをしない事を約束して、別の席から様子を見ていました。
里子は直ぐに草間に気付きますが、草間は黙って食事を終えます。
そして、人目に付かぬように、草間の印を押してある離婚届と「幸せに」と書いたメモを残して店を出たのでした。
草間は、その足で東京に戻っていきました。
喜美子は、何か吹っ切れたように少し元気になった草間をみて安心したのでした。
草間は別れ際に、自分の名刺を喜美子に渡していました。
「また、いつかきっと会えるよ!元気で頑張っていれば、、、」
喜美子が荒木荘に戻ったところに、常治から電話が掛かってきます。
「喜美子か?お母ちゃんが倒れた!」
<第5週の感想>
圭介とあき子が上手くいくほど、自分の胸が痛むと云う辛い役割を買ってでた喜美子。
本人は気付いていませんでしたが、荒木荘の住人たち喜美子の恋心が分かっていましたね。
それにしても、草間と偶然の再会はほんの短い間でしたね。
でも、草間はひとつ区切りをつけて東京に戻る事ができてよかった様に思えます。
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