大河ドラマ、べらぼうネタバレ2回あらすじ詳細です。2話タイトル「吉原細見「嗚呼御江戸」の解説です。放送日は2025年1月12日です。
大河ドラマ「べらぼう」は、蔦屋重三郎の物語で主演は横浜流星さんです。
脚本は、「世界の中心で、愛をさけぶ」、「おんな城主 直虎」、「大奥」等で有名な森下佳子さん。
べらぼう前話の1話あらすじで、蔦重(横浜流星)は吉原に客がたくさん来るようになる対策を考えました。
2話のあらすじは、蔦重(横浜流星)が唐丸(渡邉斗翔)に話すところからスタートします。
目次
べらぼうネタバレ2話あらすじ「吉原細見「嗚呼御江戸」大河ドラマ
べらぼう2話ネタバレ:蔦重のひらめきと吉原再生への道
「唐丸、いいか。吉原を立て直すには、人の心を掴むことが一番大事なんだ。」 蔦重は、桶の中で考え抜いた策を、唐丸に語り始めた。「そこで目をつけたのが、この『吉原細見』だ。特に、この『序』の部分をね。」
蔦重は、年に2度発行される吉原のガイドブック『吉原細見』の序文に注目していた。 「ここをうまく使って、『いっちょ吉原に繰り出してみっか』って思わせてーのよ」 蔦重は、この序文を魅力的なものにすれば、多くの人々が吉原に興味を持つのではないかと考えた。
鬼平、吉原に花を咲かせる
一方、長谷川平蔵は、一目惚れした花魁・花の井との初対面の日を迎えていた。 「初会の日は顔合わせ程度で花魁は口もきかないのがしきたり」 そう言われていたが、蔦重から「花の井は向こうみずで威勢のいい男が好きだ」と聞いた平蔵は、大胆な行動に出る。 宴席で、平蔵は豪快に「紙花」をまき散らし、松葉屋を沸かせた。 「確か一番深くなったなじみは、初会から紙花を撒いてみせるようなお方でした」 そう言われた花の井は、わずかに微笑んだ。
宣伝の天才、平賀源内
江戸では、平賀源内の考案した歯磨き粉が飛ぶように売れていた。「品質より広告」という言葉が流行語になるほど、彼の宣伝力は凄まじかった。 蔦重は、この源内なら、吉原細見をさらに魅力的なものにできるのではないかと考え、鱗形屋の主人に相談した。
「源内から『序』をもらってくることができれば掲載しよう」 鱗形屋の主人は、蔦重の提案に耳を傾けた。
蔦重は、あちこちで源内を探し回り、ある日、以前出会った炭売りの男と再会する。男は源内と親しいらしく、蔦重を吉原に誘えば紹介してくれるという。
べらぼう2話:田沼意次の貨幣改革案
貧家銭内と名乗る男とその連れの小田新之助を舟に乗せ、吉原に案内する蔦重。
舟の中で銭内は、日本の金銀がオランダを通じて安値で海外に流出していること、意次が「南鐐二朱銀」という銀貨を作り、小額取引を円滑にすることで庶民の生活を支え、幕府の財政も改善しようとしていることを話します。
その頃、江戸城では老中たちが話し合いをしていました。老中首座の松平武元、田沼意次、松平康福、松平輝高が参加しています。
この世は「金」が全てなのに、武士の俸禄が「米」であるため、換金する際に買いたたかれて貧しくなるばかりだ。それを打破するには、新しい「金」を作って武士が「金」の手綱を握り直せばいい。その近道が「南鐐二朱銀」であり、大量の銀が必要となるため天領で盛んに銀を採掘している。
意次の力説も虚しく、老中たちの理解は追いつきません。金に固執する意次を一括する松平武元でした。
・銭内の正体
さて、銭内は松葉屋で花魁「瀬川」を指名しました。しかし、女将のいねは、瀬川は古い名跡で、今その名を継ぐ者はいないと答えます。
「そうか、ここにももう瀬川はいないのか。それなら誰でもいい」と銭内は言いました。
芸者や幇間が呼ばれ、松葉屋の女郎・うつせみととよしまのもてなしを受けて銭内は楽しく過ごしています。ただ、源内の話題をふると、「序」は書いてもらえないのではないかと言い始めます。
「書こうにも、岡場所にはない吉原の魅力があるのか?」と蔦重に問います。
「好みの女が必ず見つかります。なんせ3000もいますから」と答える蔦重に、銭内は自分好みの天女のような女を連れてくれば源内に会わせると言いました。
どうも銭内に騙されたと思った蔦重は、松葉屋の主人・半左衛門に寄席の代金は銭内に払わせるように言いにきました。それに気づいた花の井に責められもめていると、座敷の方から声が聞こえます。
「源内先生、その節はお世話になりまして」
慌てて戻ると、銭内が平沢常富という1人の武士から「源内先生」と呼ばれ、親しそうに話しているではありませんか。廊下から呆然と眺める蔦重。
「悪かったよ。あんまり一生懸命なんで、からかってみたくなったんだよ」と蔦重に詰められた源内は、「序」を書くのは自分ではない方がいいと思う。あのさ俺、男一筋なのよ」と話します。
かつて吉原細見の「序」を書いたことがあるが、気持ちが入っておらず不出来だったことを打ち明け、今回もやっぱり駄目だと話します。それでもなんとかとすがる蔦重。源内は男の蔦重に花魁の格好をしてくれと迫ってきます。
「べらぼうめ!」
突然、襖を開けて男の着物を身にまとった花の井が姿を見せました。
「今宵のわっちは瀬川でありんす」
花の井は、源内の言葉を耳にして、源内が花魁の「瀬川」ではなく、先ごろ亡くなった歌舞伎の女形・瀬川菊之丞を思っているのだと察していました。
瀬川として一夜を過ごそうとしてやってきた花の井と源内を残して、蔦重は座敷から立ち去ります。
花の井の部屋の豪華な絹布団の上で、源内は蔦重との仲を尋ねました。蔦重は誰にも惚れない、と答える花の井。その顔から花の井の思いを察する源内。
源内は生前の菊之丞と過ごしていた時のように、舞の稽古をする姿を見せてほしいと花の井に頼みました。花の井はかつての瀬川菊之丞を思い起こさせるような美しい舞を踊りました。
べらぼう2話:吉原細見の編纂
翌朝、蔦重は花の井から源内が書いた「序」を受け取ります。 花の井に感謝すると、源内は不意に外へ出て行き、戻ってくると「序」を書き上げたと話します。 朝顔姐さんのことで悔しいのはあんただけじゃない 吉原を何とかしたいのはあんただけじゃない 去っていく花の井。
翌朝、蔦重は花の井から源内が書いた「序」を受け取ります。花の井に感謝すると、源内は突然外へ出て行き、戻ってくると「序」を書き上げたと話します。
「朝顔姐さんのことで悔しいのはあんただけじゃない。吉原を何とかしたいのはあんただけじゃない」と言い残し、去っていく花の井。
ようやく手に入れた「序」を鱗形屋に届けた蔦重は、『吉原細見』の内容を最新情報に改訂してほしいと鱗形屋に頼みます。現在の『吉原細見』は、潰れた店が黒く塗りつぶされていたり、いなくなった女郎の名が残っていたりしています。
「お前さんがやるならいいよ」と鱗形屋は答えました。
蔦重は再び自ら動き出し、貸本の仕事で女郎屋を回りながら最新の情報を集めていきました。こうして『細見嗚呼御江戸』が完成しました。
・一橋豊千代誕生の宴
その頃、江戸城内にある「御三卿」の一つ、一橋邸では一橋治済の嫡男・一橋豊千代の誕生を祝う宴席が開かれていました。
:::::御三家の説明:::::::
◆御三卿とは、江戸時代に徳川将軍家から分立した田安徳川家、一橋徳川家、清水徳川家の3家のことです。
8代将軍徳川吉宗の次男・宗武を当主として田安徳川家が、その四男・宗尹を当主として一橋徳川家が始まり、9代将軍家重の次男・重好を当主として清水徳川家が創設されました。
目的は、将軍の跡継ぎを輩出することです。将軍の住む江戸城の田安・一橋・清水門内の屋敷に居住し、将軍に後継がない場合に将軍家を相続することになっていました。
「御三家」といわれる尾張徳川家・紀州徳川家・水戸徳川家とも似ていますが、「大名」ではなくあくまで「将軍家の一族」という点で、御三卿の方が格上という位置づけです。
::::::::::::::
宴席には老中たちが招かれています。一橋治済は人形師に扮して傀儡人形を操り、黒子は田沼意次です。この出し物に宴は大いに盛り上がりますが、田安家当主・田安治察の弟・賢丸は、「武家が精進すべきは学問と武芸」と非難して席を立ちました。
老中の松平武元は賢丸に感服したと述べ、年寄りの差しで口だと言いながら、田沼意次を批判するような素振りを見せました。すると意次は如才なく武元に平伏して見せました。
「田沼主殿頭、右近将監様の言葉にこそ感服いたしましてございます!」
2人は互いに相手の牽制を感じとっていました。
◆次の話⇓
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べらぼうネタバレあらすじ最終回まで 誰の話?tsutayaとの関係性も解説
◆大河『べらぼう』あらすじタイトル一覧
- 第 1回 1月 5日「ありがた山の寒がらす」
- 第 2回 1月12日「吉原細見 嗚呼御江戸」
- 第 3回 1月19日【千客万来「一目千本」】
- 第 4回 1月26日 「雛形若菜」の甘い罠】
- 第 5回 2月 2日 「蔦に唐丸因果の萬」
- 第 6回 2月 9日 【鱗剥がれた「節用集」
- 第 7回 2月16日 【好機到来「籬の花」
- 第 8回 2月23日 【逆襲の「金々先生」】
- 第 9回 3月 2日 「玉菊燈籠恋の地獄」
- 第10回 3月 9日【「青楼美人」の見る夢は】
- 第11回 3月16日 「富本、仁義の馬面」
- 第12回 3月23日 【俄なる「明日余剰」】
- 第13回 3月30日 |(鳥山検校の摘発)
- 第14回 4月 6日 |(プロポーズ)
- 第15回 4月 11日
- 第16回 4月 18日
べらぼう役名、キャスト、役柄
語り: 九郎助稲荷(くろすけいなり) – 綾瀬はるか
- 吉原遊廓内にあった稲荷社。現在は吉原神社に祀られている。
主人公:
- 蔦屋重三郎 – 横浜流星
- 江戸の名プロデューサー
- 蔦屋重三郎は何をした人?:江戸時代の出版業界を革新し、多くの文化人を育てた人物。
周囲の人々:
- 蔦屋 – 高橋克実:主人公の養父、「蔦屋」茶屋などを営む
- ふじ – 飯島直子:主人公の養母
- 次郎兵衛 – 中村蒼:主人公の義兄、大門口の引手茶屋の主
- 留四郎 – 水沢林太郎:五十間道の蔦屋で働く
- 唐丸 – 渡邉斗翔:少年
- 半次郎 – 六平直政:蕎麦屋
- 松葉屋半左衛門 – 正名僕蔵:吉原の有名妓楼主
- いね – 水野美紀:松葉屋女将
- 花の井/五代目瀬川 – 小芝風花:松葉屋女郎、伝説の悲運の名妓
- うつせみ – 小野花梨:松葉屋女郎
- 松の井 – 久保田紗友:松葉屋女郎
- とよしま – 珠城りょう:松葉屋番頭
- 新造朝顔 – 愛希れいか:松葉屋女郎
- きく – かたせ梨乃:河岸見世・二文字屋女将
- ちどり – 中島瑠菜:二文字屋女郎
- 大文字屋市兵衛 – 伊藤淳史:妓楼2代目大文字屋
- 誰袖(たがそで) – 福原遥:大文字屋女郎、狂歌を詠んだ悲劇の遊女
- 志げ – 山村紅葉:誰袖のお目付け役
- 扇屋右衛門 – 山路和弘:妓楼、蔦重と同じ狂歌グループ
- りつ – 安達祐実:大黒屋女将
- 志津 – 東野絢香:玉屋女郎
- 鳥山検校 – 市原隼人:盲目の大富豪、五代目瀬川を身請けした
- 土山宗次郎(孝之) – 幕臣:誰袖を身請けした幕府役人。狂歌師達のパトロン。
- 北尾重政 – 橋本淳:絵師、蔦重最初の本の絵を描いた。
- 喜多川歌麿 – 染谷将太:絵師、美人画の巨匠
- 勝川春章 – 前野朋哉:絵師・北斎の師匠
- 葛飾北斎(勝川春朗) – 絵師:『富嶽三十六景』
- 東洲斎写楽 – 絵師:浮世絵界最大の謎。
- 礒田湖龍斎 – 鉄拳:絵師・浪人
- 山東京伝 – 作家・絵師:江戸を代表する天才洒落本作家
- 平沢常富(朋誠堂喜三二) – 尾美としのり:作家・絵師(武士)
- 太田南畝 – 狂歌師(武士):江戸時代を代表する狂歌師。
- 鶴屋喜右衛門 – 風間俊介:地本問屋
- 鱗形屋孫兵衛 – 片岡愛之助:版元
- 鱗形屋長兵衛 – 三浦獠太:鱗形屋の跡取り息子
- 藤八 – 徳井優:鱗形屋の番頭
- 西村屋与八 – 西村まさ彦:版元
- 須原屋市兵衛 – 里見浩太朗:版元
- 小泉忠五郎 – 芹澤興人:本屋
- 徳川家治 – 眞島秀和:10代将軍
- 知保の方 – 高梨臨:家治の側室
- 徳川家基 – 奥智哉:家治の息子
- 清水重好 – 落合モトキ:家治の弟
- 徳川家斉 – 11代将軍
- 一橋治済 – 生田斗真:家斉の父
- 大崎映美くらら:家斉の乳母
- 田沼意次 – 渡辺謙:老中
- 田沼意知 – 宮沢氷魚:意次の息子
- 田沼意致 – 宮尾俊太郎:意次の甥
- 三浦庄司 – 原田泰造:意次の側近
- 平賀源内 – 安田 顕:作家・発明家
- 杉田玄白 – 蘭医
- 小田新之助 – 井之脇 海:浪人
- 平秩東作 – 木村 了:作家・狂歌師
- 松本秀持 – 吉沢悠:勘定奉行
- 佐野政言 – 矢本悠馬:意知殺し
- 松平武元 – 石坂浩二:老中首座
- 松平康福 – 相島一之:田沼の外戚
- 宝蓮院 – 花總まり:定信の母
- 松平定信/田安賢丸 – 寺田心:老中・御三卿
- 長谷川平蔵 – 中村隼人:鬼平
- 高岳 – 富永愛:大奥総取締
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