NHK連続テレビ小説の82作目”ゲゲゲの女房”は、漫画家の水木しげるさんの妻の武良布枝さんの自伝「ゲゲゲの女房」を原案にドラマ化されたものです。
今回は、2010年7月26日と27日に放送された103話104話について紹介します。
<前回のあらすじ>
菅井のひどさは仕事以前で、原稿にコーヒーをこぼしたり、配達の用事もできなかったりでした。
経理の佐知子はそんな菅井に同じ給料を渡すことに異議を唱えます。
それに対して、菅井の良さは単純作業を長く続けることができることだと言う茂でした。
小峰は菅井の観察力の鋭さを認めていましたが、マンガを描かなくても生きていけると言うのでした。
そんな時に倉田が辞める事を決め出ていこうとした時に、布美枝の妹のいずみが水木プロダクションを探しているのに出会います。
「あんたが倉田さんかね!?」
そこに置手紙を見て追いかけてきた布美枝がやってきます。
久し振りの再開をはたす布美枝といずみ。
源次郎はミヤコの代わりにいずみを東京によこして手伝わせようとしたのです。
そして辞職の決意が一瞬で消え失せた倉田は、何事もなかったように戻って作業を再開したのでした。
さっそくお茶を配りながらみんなに挨拶をしたいずみだったのでした。
一方、豊川は大都テレビに鬼太郎の打診をかけていましたが、話は全く進みませんでした。
テレビプロデューサーは頑張っても無駄になると豊川に伝えますが諦めませんでした。
「水木マンガはテレビと相性があえば大きな利益を生みだす!」
豊川はそう言って説得を続けたのでした。
しかし、豊川もこのままでは埒があかないと考えます。
そこで考えたのは、馴染みやすい作品で成果をだしてから”鬼太郎”を出す方針だったのです。
<ゲゲゲの女房 103話104話のあらすじ>
さっそく豊川は部下の北村を連れて水木プロダクションを尋ねて、鬼太郎のテレビ放送が難航していることを伝えます。
その理由として、鬼太郎が幽霊族や墓場と云う設定が印象を悪くしていることを挙げていたのです。
そして、『悪魔くん』を少年ランドの読者向けにリメイクして載せてから、テレビ放送をすることを茂に提案したのでした。
それを聞いて何故か乗り気でない茂をみて豊川は不思議がります。
茂にとって『悪魔くん』は貧乏真っ只中で描いた作品であり、貧乏への憎しみが色濃く描かれていて、余り評判も良くなかったからなのでした。
その時、布美枝が茂に言います。
「悪魔くんは復活しないんですか?」
茂は以前に布美枝に”悪魔くんは7年目に必ず蘇る”と言っていたのでした。
そんな茂は悩んだあげく北西出版の戌井に相談します。
すると、戌井から絶対にやるべきだとエールを送られ決断した茂でした。
実はこの時、北西出版の経営状態は思わしくなく、それを打開するために戌井は茂にマンガを描いて欲しいと依頼したいと考えていたのでした。
そうして、茂は『悪魔くん』を復活させるべく動き始めるのでした。
ほどなく『悪魔くん』原稿が出来上がりました。
雄玄社の編集者の北村はそのクオリティの高さに驚かされます。
「倉田は技術で頑張り、小峰は芸術で頑張った、、、菅井は、、、」
茂は自身の作品に自信をもって話し、3人のアシスタントについても褒めようとします。
しかし、菅井の褒めるところが見つけられませんでした。
菅井は単純な作業しかできなかったからです。
北村は原稿を受け取ると一目散に雄玄社に戻っていきます。
北村と菅井はいずみを好きで恋敵?!
しかし、いずみが手伝いにきてから北村は原稿を待っているあいだに何故か藍子と遊ぶようになっていたのでした。
「北村さんは子どもがお好きなんですか?」
いずみに訊かれて大好きだと答えているところに、菅井から戻らなくて良いのかと訊かれて北村は慌てて帰っていくのでした。
その後で、菅井はこっそりと布美枝に話します。
「たぶん北村さんはいずみさんに好意を抱いているんですよ、、、」
しかし、そう耳打ちする菅井自身もいずみに好意を抱いていたのです。
菅井は北村が恋敵だから見張っていたのでした。
水木プロダクションでの昼食は弁当持参となっていました。
際立つのは小峰の弁当で彩豊かできれいにもりつけされていました。
口数の少ない小峰は自分で作ったと言いますが、布美枝に女性が迎えにきたところを見られていたのです。
いずみは茂がいつも変わった人ばかりを連れてくると言います。
「ミステリアスだわ、、、」
でも茂が一番変わっていると話すいずみでした。
「こどもが増えるから車があったほうが好いんじゃないの?」
いずみは茂と布美枝に提案しますが、ふたりとも免許がないから必要ないとあっさり却下されてしまいました。
翌日、布美枝は余った野菜をつかって味噌汁をつくり、昼食時に3人に振舞います。
3人はとても喜びます。
「明日も味噌汁があるなら、弁当は日の丸でもいいかも知れない、、、」
そう言う菅井の話を聞いていた倉田は少し顔をしかめたのでした。
そして、倉田は少しストイックなことを布美枝にいいます。
「僕に気をつかっての事だったら、、、そんなことはしないでください!マンガ家になるには並大抵の気持ちではなることはできないから甘えは禁物なんです!」
すると気をつかっているわけではないと布美枝は切り返したのです。
「お父ちゃんのためにしていることだし、アシスタントさんたちが病気にならないように美味しいものを作って健康管理するするのは私の役割だと思っていますから、、、」
そんなある暑い日、雄玄社の豊川とタッグを組んでいる放送プロデューサーが急ぎ足で村井家にやってきました。
ふたりは、『悪魔くん』のテレビ放送が遂に決まったことを知らせにやって来たのでした。
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<103話104話の感想>
『墓場の鬼太郎』のテレビ化は依然と難航しています。
打開策として、豊川が考え付いたことは『悪魔くん』で茂の作品をテレビ視聴者に認知させる作戦でしたね!?
豊川はかなり『墓場の鬼太郎』が気に入っていたようです。
そして、水木プロダクションにいずみがあらわれた事で作業場の雰囲気が一変したみたいです。
アシスタントの倉田も菅井も雄玄社の北村もいずみが気になってしかたないようですね!?
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