今回は『虎に翼』の8話(第2週)4月10日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【寅子の法廷初傍聴】と題して第2週8話をお送りします。
寅子が初めて傍聴する裁判は、夫から暴力を受けた妻が起こした離婚訴訟だったのです。
一審で原告が勝訴したものの、被告側が控訴していたのでした。
<虎に翼 第2週8話のあらすじ>
山田よねの後を追った寅子は、初めて裁判所での裁判を傍聴することになります。
審議された裁判は離婚に決着がつかない夫婦によっておこされたものでした。
原告は東田峰子で、被告である東田甚太と7年前に結婚していました。
しかし日常的に繰り返される甚太からの暴力に堪えかねた峰子は、実家に逃げ帰って離婚裁判を起こしていたのです。
最初の裁判では峰子が勝訴しますが、甚太の控訴によって決着がつかない状態になっていました。
さらに峰子は嫁入りの際に持参した品々の物品返還請求の訴えを別に起こしていたのです。
裁判では原告側の弁護人が峰子の想いを代弁して裁判官に訴えます。
“この不幸なご婦人の願いはただ一つ”
“亡き母親の形見である留め袖および嫁入りの際に持参した調度品を取り戻す”
“ただそれだけなのであります”
一方、甚太の弁護人は民法を持ち出したうえで、もう一度やりなおすべきではと反論したのでした。
“結婚中、妻の財産を夫が管理するのは民法が定めたとおりで”
“もう一度、夫婦生活をやり直すべきでは”
裁判を傍聴していた寅子は甚太に怒りを覚え、凍えながら峰子に”頑張れ”と声をかけます。
そして原告側と被告側の言い分を聞いた裁判長によって次回公判を1週間後に開いて結審することが宣言されて閉廷したのでした。
峰子に同情したこともあって結審がどうなるかが気になってしかたない寅子。
ところがよねは、法律に則れば着物は夫のものだから返ってこないと断言したのでした。
さらに自身が法廷に通う理由を寅子に明かしたよね。
“女は常に虐げられてバカにされている”
“その怒りを忘れないために、あたしはここに来ている”
猪爪家に戻った寅子は弁護士を目指す下宿人の優三に裁判所のできごとについて話します。
すると優三は寅子が夜間講義で聞いた話の説明を始めたのでした。
“結婚したら妻は社会的無能力者となるため、夫は妻を庇護する義務があることを、、、”
ところが勇三の説明を聞いても納得できずに、怒りをあらわにして母親と義姉にも訴えた寅子。
“結婚って罠!結婚すると女は全部、男に権利を奪われて離婚も自由にできないって誰かに教えてもらった?”
“教えてもらってないよね”
そして怒りを枕にぶつけた寅子は、はるに買ってもらった『六法全書』を持ち込んで民法を読み込みはじめたのでした。
翌日になって寅子が女子部にいくと、女性も弁護士になれる法改正が延期にょる動揺が女生徒に広がっていたのです。
するとその動揺を抑えるために穂高教授が教室に顔をだします。
そして自分も府の協議に参加していると説明した穂高教授は、卒業するまでに必ず法が変わると励ましたのでした。
そのあとで寅子は穂高教授に向かって、昨日の裁判のことを伝えて訊きます。
“どうしても納得できないんです”
“本当に無理なのでしょうか”
着物を取り戻す方法について寅子が穂高教授に尋ねます。
すると教授が寅子に返した言葉が生徒たちの戸惑いを誘ったのです。
“法廷に正解というものはない”
さらに穂高教授は、自分が弁護する立場になって考えることを勧めたのです。
それを聞いて満面の笑みを浮かべた寅子には力がみなぎってきたのでした。
虎に翼 ネタバレあらすじ最終回マデ朝ドラプラス感想吹き出し意味主題歌
<虎に翼 第2週8話の感想>
裁判などを傍聴すると、往々にして弱者へ感情移入してしまいますね。
でも法律が万民の味方になってくれるとは限りません。
また弁護人がどんな法律を持ち出すかによっても結審内容は異なってきます。
寅子が初傍聴で感じた苛立ちにも似た感情が、彼女の成長の糧になるとイイですね。
スポンサード