『エール』は2020年3月30日から放送開始のNHKの102作目の朝ドラです。
今回は61話と62話と63話のあらすじを紹介します。
<エール61話あらすじ>
裕一がコロンブスレコードと専属契約を交わしてから5年の月日が流れ、その頃になると裕一の作曲家生活も安定してきていました。
ひとり娘の華はやんちゃ盛りで音は手を煩わせられながら日々を送っています。
そんなある日、裕一は廿日市から新たな作曲の話を聞かされます。
それは会社が開催する『コロンブス専属新人歌手募集』のオーディションの合格者のデビュー曲の作曲を裕一に任せると言うのでした。
そんなある日、裕一は久志と鉄男の3人で飲みながら話をしていました。
音楽学校時代の後輩に先を越されたと愚痴る久志。
久志は『帝国劇場』での公演が決まった後輩に後れを取ってしまっていたのです。
久志が音楽学校を卒業してから4年がたっていましたが、オペラ歌手としてのデビューの夢は諦めてはいないものの前に進んでいません。
そんな久志にプロになることを勧める鉄男。
裕一も鉄男に賛同して久志にオーディションを受ける様に背中をおします。
しかし、久志は自分が目指すのはオペラ歌手で流行歌を避けていたのです。
そんな話をしている中で裕一と鉄男は久志を流しの歌手にして3人で酒場を回る事を思いつきます。
そして、最初こそ罵声を浴びたりしましたが次第に自信を持つようになっていった久志でした。
<62話あらすじ>
酒場での流しで自信を深めた久志は『コロンブス専属新人歌募集』のオーディションに応募することを決心します。
裕一は廿日市から頼まれた新人歌手デビュー曲を久志が歌うことになることを祈りながらつくりはじめます。
そんなときに、久志が昔から歌が好きだったのかと音に尋ねられて昔を顧みる裕一。
久志は東京から福島に転向してきていて、継母に育てられていた子供で家庭内でもどこか他人行儀な態度をとっていました。
そんな久志ですが、ある日に担任教師の藤堂から音楽の時間に歌を褒められます。
しかし、藤堂が久志にもう一回歌わせようとしたところ姿を消してしまいました。
久志は本当の母親から届いた唯一の手紙を肌身離さず持ち歩していました。
ある日、実母のことが忘れられない久志は手紙の消印を頼りに福島にあるある街へ向かいます。
しかし、簡単に母親が見つかるはずもなく落ち込んでいるところに、偶然に母親が歩いているのを見つけます。
喜んだ久志が声を掛けようとした時、母親は久志ではなく赤ちゃんを抱いた職人のような身なりの男に向かって手を振ったのでした。
この様子を見て、幼いながらも久志はすべてを理解したのでした。
大きな落胆を味わった久志の足は自宅ではなく学校に向きます。
久志が教室で茫然としているところに藤堂先生が姿を見せます。
声を掛けられた久志は、先生に向かって何かあるかと思っていたのに何もなかったとつぶやきます。
藤堂は何かを察したように『ふるさと』を歌い始めました。
久志も泣きながら延々と歌い続けました。
それが佐藤久志の歌の道への一歩を踏み出した瞬間だったのでした。
<63話あらすじ>
会社が企画した『コロンブス専属新人歌募集』は全国新聞に取り上げられるほど世間で話題になっていました。
そんなある日、音は『バンブー』でマスターの保と恵に、裕一が親友の久志のために一生懸命になっていることを話しています。
そこに、聞き覚えのある声を発して男が店に入ってきました。
振りむいた音の目線の先には派手な身なりをした男が立っていました。
次の瞬間、音はその男が豊橋で音楽を教えてもらっていた御手洗であることに気付きます。
御手洗は音を訪ねようとしていた事と自分が『コロンブス専属新人歌募集』のオーディションに参加するために上京したことを話し始めます。
御手洗が最後のチャンスにかけるのだと意気込んでいるところに、裕一と久志も『バンブー』に入ってきました。
ふたりは、オーディションへの応募手続きを済ませてきたばかりでした。
久志と御手洗は互いに相手がライバルだと知ると激しい火花を散らし始めます。
そして、ふたりとも書類選考を通過したのでした。
古山家は久志と御手洗の戦いの場になってしまいます。
ふたりとも訪ねてきては大声で互いを挑発するように発生練習を繰り返します。
そんなふたりを裕一も音も分け隔てなく応援するのでした。
<61話・62話・63話の感想>
久志を何とかしようとする裕一と鉄男の幼馴染の友情は暖かいいですね!?
頑なにオペラ歌手に拘っていた久志もふたりの応援で歌謡曲にも目を向け始めます。
そうして応募することにした『コロンブス専属新人歌募集』ですが、強力なライバルが出現します。
裕一と鉄男の幼馴染の久志と音の豊橋時代の恩師の御手洗のバトルの結末はどうなるのでしょう?
果たして、ふたりのいずれから合格者がでるのでしょうか?
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