今回は『虎に翼』の43話(第9週)5月29日 水曜のあらすじネタバレ、放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
9週タイトル「男は度胸、女は愛嬌?」
(43話)
直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。
直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の様子がおかしいが、はる(石田ゆり子)や直明(三山凌輝)も声がかけられない。
それから直言はみるみる衰弱。自分が長くないと悟った直言は家族を枕元に集める。
直言の身勝手な言葉に怒った花江(森田望智)は、寅子にきちんと怒って向き合ってほしいと頼む。
目次
虎に翼 9週43話のネタバレあらすじと放送前予告レビュー
9週43話【秘密を伝える直言!優三の死亡通知書
43話の主な展開は、父親である直言さんと寅子ちゃんの和解シーンです。
直言さんは家族を一堂に会させますが、重要な死亡通知書を隠したことについては触れず、うまくごまかします。
その代わり、義理の姉である花江ちゃんが「今話すべきはこの話ではない」とはっきりと指摘します。
直言さんはついに寅子の亡き夫・優三の話を始めます。
寅子が死亡通知書を見て絶望することで家族が一緒に崩壊することを恐れ、思わず隠してしまったと告白します。
そして寅子の手を握り、「ごめんなさい」と泣き崩れます。
寅子は口を開きます。これまでどんなときでも自分を支えてくれたのは直言だけだと感謝の意を示し、その感謝の気持ちはこれからも変わらないと伝えます。
そして寅子と直言は手を握り合い、心の壁が取り払われます。その数日後、直言は静かにこの世を去ります。
43話の予告レビューと感想
43話は、父と娘が和解するために花江ちゃんが活躍するエピソードで、見所となるでしょう。
意外なことに、義理の姉・花江ちゃんが見事な行動を見せます。花江ちゃんが、「今話すべきはこの話ではない」とはっきりと指摘するシーンは必見です。
また、直言さんの「ごめんなさい」の号泣シーンは、『虎に翼』のコミカルな色彩を全面に出す回になるかもしれません。
和解した後、直言さんがそのまま物語から去る可能性もあるため、ティッシュを手元に準備して放送日を待ちたいと思います。
1話から最終回までのあらすじネタバレはこちらから見れます⇓⇓
◆実在モデル家系図⇓
◆放送後に詳細あらすじネタバレ・感想を追記してお届けします⇓⇓
9週43話のネタバレあらすじ放送後の詳細
今回は『虎に翼』の43話(第9週)5月29日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【直言が曝け出した心のわだかまり】と題して第9週43話をお送りします。
自分の死期を悟った直言は猪爪家の家族を枕元にあつめます。
そして花江が猪爪家の家族でいることを皮切りに、直言は心残りにならないようにすべてを曝けだし始めたのでした
<虎に翼 第9週43話のあらすじ>
寅子は父親の直言が半年も隠していた優三の死亡通知書を無表情で見つめます。
傍らにいたはるや直明や花江は戸惑いを隠せませんでした。
やがて往診にきた医師から直言が栄養失調と肺炎で心臓が弱っているので先は長くはないと告げられてしまった猪爪家の面々。
ところが医師の診断を聞いたばかりの寅子は、スンとしていつも通りに夕飯の支度をすると言い出したのです。
その後も直言は目に見えて衰弱していきます。
やがて自分の命が尽きることを悟った直言は家族に話があると言って集めます。
家族全員が優三の死を隠した理由について打ち明けられるものだと思いますが、直言は直道が亡くなっても花江は猪爪家の人間のままでいいかと寅子に訊いたのです。
家長らしいことを確認しようとした直言でしたが、しびれを切らしたように話し出した花江。
“お義父さん”
“今する話、これじゃないです、、、”
そして花江はスンとしている寅子も諭したのでした。
“きちんと伝えるべきよ”
“お父さんとは生きてるうちにお別れできるんだから”
自分が両親と夫の死に立ち会えなかったとこともあって、花江は寅子と直言の間のわだかまりを無くそうしたのでした。
花江から向き合うことを促された直言は、伏せながら自分が死亡通知書を隠したわけを話し始めます。
“優三くんのことすぐ伝えられなくてごめん”
そう切り出した直言は、優三の死を知った寅子がショックで倒れてしまわないかと案じて衝動的に書類を隠してしまったのだと打ち明けたのでした。
ところが父親の心からの謝罪をうけた寅子がほだされ始めたとき、直言の口からとんでもない言葉が出てきたのです。
“トラが結婚した時、正直、優三くんかぁ、、、と思った”
しかも自分は娘の結婚相手は花岡がよかったとまで言い出したのです。
さらに共亜事件の時の寅子のことはしつこく思ったし、直明はあまりにも出来すぎるため自分の子なのかと疑ったことがあることまで打ち明けた直言。
唐突に始まった直言の懺悔に猪爪家の家族は皆がぽかんして呆れてしまいます。
“こんなお父さんでごめんな、、、”
家族に謝り続ける直言でしたが、寅子はどうしても優三の死を隠していたことが許せなかったのでした。
それでも寅子は直言が今まで一度たりとも生き方を否定せずに自分の味方でいてくれたことに感謝していました。
“トラは俺の誇り、宝物なんだから”
父親がずっとそう言い続けてきてくれたことにあらためて愛情を感じた寅子は、やっと直言が犯した過ちを受け入れることができたのでした。
そして泣きながら手を取り合った寅子と直言。
ところが次の瞬間に、身体から力が抜けたように直言は頭から畳に落ちてしまったのです。
その瞬間に家族全員が息を飲みましたが、直言の顔はスッキリしていて眠り込んでいただけだったのでした。
猪爪家の面々は直言の最期と覚悟したあとに、ほっとして笑みまで溢れたのです。
こうして心の中に残っていたわだかまりをすべて曝け出すことができた直言は、それから数日後に安らかな永久の眠りについたのでした。
<虎に翼 第9週43話の感想>
自分の死期を悟った直言でしたが、何から話し始めたらイイのか分からなかったのかも知れませんね。
あれもこれもと考えている内に、話しやすい花江のことから切り出したとも考えられます。
それにしても直言の懺悔は”えっ”ということが多くて、最期だというのに笑いさえ覚えましたね。
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