はね駒は、1986年に放送された第36作のNHK連続テレビ小説です。
明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者の描いたこの人気ドラマは2020年の春からBS放送で再放送が始まっています。
はね駒全体あらすじや1話ごと・週間ごとのネタバレあらすじ、最後には最終回あらすじをお送りします。
記事後半には主人公の小野寺りんのモデルとなった磯村春子さんについて紹介します。
目次
＜はね駒の概要全体あらすじ＞
はね駒の橘りんは福島県二本松市で橘弘次郎とやえの間に生まれた長女で、兄弟姉妹は兄の嘉助と妹のみつの3人です。一家は二本松市から相馬市に移住し、祖父の右衛門と祖母のことと暮らします。
りんには親が決めた許嫁がいましたが、当時の女性に求められた夫を支えてさえいれば良いととう考え方に反発して、自ら結婚を破談させてしまいます。
その結果、弘次郎から勘当されてしまうのでした。
それでも、りんは勉学への想いを貫きいて女学校に合格し給費生として寄宿生活を始める事になります。苦学生でしたが最後には優秀な成績で女学校を卒業したりんは、そのまま学校の教師になります。
しかし、妹のみつが亡くなったしまった事で、弘次郎が東京へ移住することを決めてしまい、りんも一緒に上京するのでした。
その後、伯父の彌七に師事していた小野寺源造と出会い結婚します。
りんの子供も生まれての幸せな生活は、夫の源造が商売に失敗したことで一気に借金まみれになってしまいました。そんな状況を何とかしようと考えたりん。
自らも働くことを決意したりんは、新聞社の見習記者として採用されたのでした。
持ち前の情熱と行動力はりんを記者として開花させます。その後、りんは家庭と仕事の両立に苦しみながらも、女性記者として活躍していくのでした。
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1週 1話から6話 2週 7話から12話
3週 13話から18話 4週 19話から24話
5週 25話あら30話 6週 31話から36話
7週 37話から42話 8週 43話から48話
9週 49話から54話 10週 55話から60話
11週 61話から66話 12週 67話から72話
はね駒 最終回 あらすじネタバレ
再放送最終回日時：2020年9月19日土曜日
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日露戦争から8年経ちました。14歳になった長男 弘は、おりんや源造の影響で留学したいといいます。 その時ようやくおりんは子供の時、地元から東北の女学校へ行きたいと言われたやえや、弘次郎の気持ちがわかるのでした。
明治45年 7月 おりん一家は二本松へと行きます。
弘次郎の店で、侍の姿（はね駒オープニング曲を作曲した三枝成彰さん）でコーヒーを飲んでいました(^^;
そして橘家は、おばあさまとおみつと嘉助の法要をします。
皆で「故郷の空」を歌っているとおりんは、新聞に目がとまります。
「天皇陛下が重体」とあり、源造はおりんの記者としての仕事を優先して、子どもたちはあとから自分と一緒に帰るからと、おりんを先に東京に帰すのでした。
こどもたちに見送られる中「おりんちゃんの記者としての仕事は、まだまだ続く……」⇒（細川俊之さんのナレーション）
最終回完
はね駒おりんモデル：磯村春子さんプロフィール【早くの死 子だくさん8人も!
[生年月日･没年月日]
1877年(明治10年)3月16日～1918年(大正7年)1月31日
[出身地]
福島県相馬郡中村町(相馬市)
[生涯]
春子さんは小泉伊助･カツ夫婦の長女として生まれます。
小学校のころから教会に通い1891年(明治24年)に中村高等小学校を卒業します。
その後、寄宿舎生活をしながら仙台にあるキリスト教系の宮城女学校(学校法人宮城学院)に通い、英語を学びながら信仰を深めました。
そして、1899年(明治32年)に宮城女学校の本科を卒業すると同時に、そのまま同校の教員として採用され、国語と音楽の教師として働き始めました。
1902年(明治35年)に実業家の磯村源透さんとの結婚を機に宮城女学校を辞め、上京することになります。
その頃の春子さんは、英語の専門書の翻訳を手伝っていましたが、さらに英語を学ぶために日本女子大学校(日本女子大学)で2年間勉強しました。
本女子大学校在学中に妊娠しますが同校に通い続けたばかりか、女子英学塾(津田塾大学)にも在籍して勉強を続けました。
そうして、1903年(明治36年)に長男の磯村英一さんを出産します。
英一さんは後に、国際アジア研究センターの名誉所長や東洋大学の学長を務めています。
育児でまだ手がかかる着いた春子さんでしたが、1905年(明治38年)に報知社(報知新聞社)に入社します。
記者としての初仕事は、1908年(明治41年)に親善団体が来日した際に、来賓の艦長夫人や将校夫人ほかの接伴でした。
その頃は高い評価を得ていなかった新聞社の仕事でしたが、春子さんは誇りと自信を持っていました。
既に31歳になっていた春子さんでしたが、仕事の傍らで家に帰れば子供の面倒をみたり編み物などをしたりしていたと言います。
1910年になると、彼女は山田猪三郎さんによる初めての国産飛行船の浮揚実験に記者として乗り込み、日本の女性記者の航空取材の先駆けとなったのでした。
その後、やまと新聞に移籍して、日本近代小説の英訳に着手したと言われていますが、発刊されることはありませんでした。
しかし、そんな波乱万丈の人生を歩んだ磯村春子さんですが心臓病を患い41歳の若さでこの世を去ってしまいました。
仕事と育児を両立させた春子さんは短い生涯ながら英一さんをはじめ8人の子供をもうけています。
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